17-18 UEFAチャンピオンズリーグ、準々決勝の注目試合「チェルシーvsバルセロナ」の試合が行われました。
プレミアリーグとリーガエスパニョーラのトップチーム、つまり世界クラスのトップチームがぶつかり合う試合ということで、多くのメディアが注目しています。
ホームのチェルシーが、リーガで調子のいいバルサを迎え撃ちます。
目次
注目選手
チェルシー
アザール
バルセロナ
メッシ
おそらく、世界最高峰のドリブラー2人です。
体格が大きくないにもかかわらず、これほどのチームでレギュラーの座をキープし続けられるのは、才能とセンスが桁外れだからなのでしょう。
トップスピードでディフェンスを切り裂く両雄の姿に期待します。
また、バルセロナに所属していた「ペドロ」も気合が入っているはずです。
この選手にも密かに期待を寄せておきます。
フォーメーション
途中交代
63分 バルセロナ:パウリーニョ→A・ビダル
83分 チェルシー:ペドロ→モラタ
84分 チェルシー:ファブレガス→ドリンクウォーター
90分 バルセロナ:イニエスタ→A・ゴメス
試合結果
チェルシー1-1バルセロナ
得点者
62分 チェルシー:ウィリアン(アシスト:アザール)
75分 バルセロナ:メッシ(アシスト:イニエスタ)
ホームのチェルシーにとってアウェーゴールを取られたのは痛い結果になりましたが、試合内容は五分五分と言ったところです。
バルセロナは有利な状況でホームでの2戦目を迎えられそうです。
依然として、どちらに転んでもおかしくない組み合わせです。
トップクラスの2チームの削り合いはまだまだ続きそうです。
このゲームの考察
前半はバルサ有利ながらもチェルシーのカウンターが恐ろしい
ホームのチェルシーは、バルサのポゼッションサッカーに手こずる入りとなりました。
バルサの異次元のパスは健在で、チェルシーがボールを奪っても、すぐにバルサボールとなって、またパスを回される始末。
バルサのディフェンスはかなり高い位置にラインをとっていて、チェルシーのパスがなかなか繋がらない状態が続いていました。
一流のチームがこれほどまでにボールを支配されると、さすがにフラストレーションがたまりそうですね。
そんな中でも、アザールとウィリアンを中心にカウンターを狙っていて、一瞬でゴールを脅かすほどの攻めを見せていました。
バルサはポゼッション自体は高かったものの、決定機に欠ける内容、チェルシーはウィリアンのミドルシュートがポストを直撃するシーンが2回あったため、カウンターサッカーとしては上々といった前半だったのではないでしょうか。
やはり光っていた個人技
両チームともに最高峰のタレントを有していたため、個人技も光っていました。
前半にはメッシが相手の中盤3人を置き去りのするドリブルを見せ、アザールもエリア内で圧巻のスピードを見せていました。
また、ディフェンスメンバーも硬く、ジョルディ・アルバはウィリアンを上回るスピードで難を逃れるなど、攻守ともに一流だと言えましたね。
前半のチェルシーはミス待ち、バルサはFWが機能せず
チェルシーはバルサのポゼッションを崩せずに、カウンターを狙っていました。
はまれば強力な戦法ですが、バルサクラスともなると、なかなかミスが生まれませんでした。
後半は積極的なサッカーを見せてくれそうです。
一方バルサは、メッシの個人技は見られたものの、エース「スアレス」がプレーに関わる場面が少なく、同時に得点からも遠かったように感じました。
やはり世界最高峰のFWである、スアレスが不発だと、バルサ自体が不完全燃焼に終わりそうです。
後半はスアレスに期待しましょう。
後半はチェルシーが積極性を見せる
後半に入り、チェルシーが積極性を見せますが、依然として守り中心のゲーム内容でした。
バルサのスアレスは息を吹き返したようで、52分にはさすがの突破を見せてくれました。
体の使い方や一瞬の加速、得点の嗅覚、どれを取っても一流と言えるでしょう。
しかし決定機に欠ける内容、お互いにミスを待っているような展開でした。
チェルシーの得点
チェルシーが62分に得点します。
ショートコーナーからアザールが持ち込み、最終的にフリーのウィリアンがミドルで流し込みました。
バルサのミスなように感じる得点です。
あの位置のウィリアンをフリーにするのはあり得ないでしょう。
マークの連動がうまくいってなかったのでしょうか。
前半からキレッキレのミドルを見せていたウィリアンがやはり決めてきました。
今日のウィリアンはキレているようです。
バルサが追いつく
75分にバルサが追いつきます。
チェルシーのCB、クリステンセンのパスミスをイニエスタは見逃しませんでした。
美しすぎるトラップから突破し、広すぎる視野によりメッシに繋ぎ、メッシが流し込みました。
チェルシーのミスでしたが、イニエスタとメッシのコンビでなければここまで繋がらなかったのではないでしょうか。
長い付き合いの2人です。十分すぎるほどの息の合いっぷりです。
試合はこのままドローで終わります。
コンテ監督がクリステンセンをカバー
クリステンセンにとっては痛恨すぎるミスでした。
かなりの批判をもらっているようですが、コンテ監督はインタビューで彼をカバーしていました。
「こういう相手には1つのミスも許されない。しかし、彼は今夜最高の選手の一人だった。まだ21歳の選手だが、こういう試合であれほど落ち着いてプレーできるのは素晴らしいことだ」
若きデンマーク代表はこれで落ち込まずに、まだまだ素晴らしいパフォーマンスを見せてくれそうです。
総括:両チームともに不完全燃焼
トップチーム同士の対決ということで激しいゲーム展開が期待されましたが、ふたを開けてみると、両チームともに積極性は見られませんでした。
特にチェルシーはバルサのミスを待つ、カウンターサッカーを狙っていたようですが、はまっていなかったように感じました。
コンテ監督がイタリア人ということで、5バックのカテナツィオを見せたかったのかもしれませんでしたが、プレミアリーグのチェルシーにはフィットしなかったのでしょう。
5バックにはプライドを捨てるようなイメージがあるため「選手のモチベーション的にもどうなのかな?」と思いますね。
バルサも本調子とは言えなかったのではないでしょうか。
イニエスタとパウリーニョがウィングの選手とは言えず、プレーが中心寄りになってしまい、サイドからの崩しはサイドバックに頼っていました。
あそこまでチェルシーに固められると、なかなか崩すことができなかったのでしょうが、全盛期のバルサなら容易に崩せていたはずです。
両チームとも、2nd-LEGでは本調子を見せて、世界中を興奮させてほしいものです。
期待しておきましょう。
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世界最高峰のプレーを満喫しましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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