納豆は日本を代表する健康食ですよね。
ビタミン、ミネラル、たんぱく質が豊富なことから「完全食」とも呼ばれています。
納豆の名前の由来を知っていますか?
「豆腐と納豆の名前が逆なんじゃないか?」って噂があるんですよ。
真相を知りたくて、調べてみました。
納豆の名前の由来には3つの説があった
納豆の名前の由来には諸説あります。
3通りを紹介します。
1. 納所(台所)で作られたから
納豆を多く食べていたのはお坊さんです。肉類を食べられなかった彼らにとって、納豆は貴重なたんぱく源です。
お寺で、食品などを保管していた場所を「納所(なっしょ)」と呼びます。
納豆はこの納所で作られたためこの名前になった、という説です。
2. 壺に納めたから
納豆を保存するとき、長期保存できるからという理由で壺に入れられていました。
壺に納めたため、納豆と呼ばれるようになった、という説です。
3. 神に納めたから
納豆が生まれたのは、神棚に備えていた大豆に飾り物のワラが偶然触れたためだと言われています。
この偶然に感謝し、神に納豆を納めたため、納豆と呼ばれるようになった、という説です。
納豆は豆腐と名前が逆?
納豆の名前については「豆腐と逆になったのではないか?」という噂があります。
確かに、豆が腐ると書く豆腐の方が、納豆の名前としてはしっくりきますね。
逆に、豆を固めて納めると書く納豆の方が、豆腐の形としてはしっくりきます。
これは、納豆と豆腐が中国から伝わった時に、箱などに書かれていた文字が逆になっていたと考えられたための噂です。
しかし、納豆は日本で生まれた、完全なる「MADE in JAPAN」です。
そのためこの考えはなくなります。
豆腐に関しては確かに中国から伝わったそうですが、中国の古い書物にも豆腐という名前が登場するため、納豆と呼ばれていた形跡はありません。
実は、豆腐の「腐」という漢字には、「腐る」以外にも、「液体」とか、「ぶよぶよした」という意味があります。
豆腐が生まれた時に、最初は今のようにきれいな形ではなく、固形がバラバラの状態だったようで「腐」という漢字があてられたそうです。
漢字だけ見れば「納豆」と「豆腐」で逆になってそうですが、歴史的に見ればこの漢字で間違いないようです。
まとめ
納豆と豆腐は同じ大豆食品ですが、納豆は日本で、豆腐は中国で生まれたという決定的な違いがありました。
それぞれに漢字の由来があり、漢字が逆になっていたというのは考えられないようですね。
最初に「漢字が逆になっているのでは?」と思ったときは、結構自信があったのですが、、、
調べていくうちにもっと深い歴史があったと分かり、恥ずかしかったです。
何でも調べてみるものですね。
スッキリできました。
では今日はこの辺で。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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